前回の怪談話が良かっただけに
今回のは・・・うーん・・・。
あらすじ
・台風が来るよ。
・里の中だけは風の影響少ないよ。
・甘くみた小鈴が里の外に出て気を失う。
・霊夢と魔理沙が捜索に出て、天狗が怪しいと睨むも、天狗は攫ってねーよの一点張り。
・実は里は様々な妖怪によって災害から守られてると教えられる。
・実際には里外で気を失った小鈴を、天狗が保護したんだろうというオチ。
1つっこみ
行方不明になったヤツがいると里人がザワついてた所では
「被害がないわけではないか」程度の反応だった魔理沙が
鈴奈庵のお嬢ちゃんと聞いたら顔色が変わるとか、
霊夢も小鈴が行方不明と聞いて唖然としたり
同じ「里人」でもやっぱり随分と扱いに違いあるなぁ。
メタ的な話じゃなくて、作中のキャラの認識自体で小鈴だけやたら特別でやたら大事にされてるのはなんだか違和感。
2つっこみ
「我々天狗が人を攫う、そんなことが起きたら大変じゃないですか、だからそんなことは起こるはずがありません」
「攫っていませんよ (中略) それは幻想郷のルールに違反します」あの、もうほんと言ってることが二転三転するね。
ダブルスポイラーの設定ってなかったことにされてんの??その割にはたてのコマがあったけど。
攫うのが妖怪の嗜みっつったり、攫うのはルール違反っつったり、こいつなんなんだよ。
まぁ嘘も方便と言いますし、多分「攫うのはルール違反」とか言うのは嘘なんだろうと思っておきます。
実際に小鈴は帰ってきてるし、何も怖い思いしてないし危害も加えられてないんで、
天狗の身の潔白は証明できるし、普通に小娘一人保護したんだと言えば無問題ははずなのに、
なぜそんなことも言おうとしないのかってことを考えたんですが、
他の妖怪と連携して里を守っているという談や、天狗はプライドが高い所から考えて、
「自分らの力が追い付かずに、里の娘が一人行方不明になった」
「自然災害で里人に被害が出た」ってのを公にしたくないんじゃなかったのかな。
自分らの失態を認めるくらいなら、最初から被害も保護もなかったことにしてしまおう、と。
3つっこみ
前編であった「台風は外来の強大な妖怪」とかいう語り。
何一つとして回収されなかった。
後編ではただただ台風は災害だの暴風だのと言われるだけ、
妖怪だとかいう霊夢のセリフは一体なんだったのか・・・。
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三月精Vはヘカーティアが出てた。
それで紫や幽々子みたいな謎命令をクラピに押し付けてた。あんたもそういうキャラか。
基本的にはほのぼのだけど一つだけ気になった所があって、
クラウンピース曰く、自分では別の世界との行き来ができない。
地獄に戻ろうにもどう戻ればいいかもわからない。
月の表と裏は結界の外か内かという設定で、紺の5面と6面はそれぞれ表と裏だったはず。
そして、クラピを撃破することでクラピに純狐の元まで案内されるというシナリオ。
おいおいじゃあ誰がその結界渡りを主人公機にさせたんだ??
4面と5面はサグメによる案内だからわかる。でも5面と6面は?クラピにはその能力がないことが明かされたぞ?
いつでも純狐と連絡がとれるように、結界に穴があけられてたとかそんなことでも言う気なのかな。
てか、幻想郷からは三途の川が見えるし冥界とも天界とも繋がってるってこと、忘れられるよね。
易者の時もそうだったけど、死後の世界くらい東方の世界だったら行き放題のはずなのに。
クラピが来てから一年あって、それでいて三途の川に行ってないとは思いたくねぇな。
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鈴奈庵はなんかもう様式美レベルになってきてるけど、
三月精まで安心して読めなくなるとは思ってなかった。
こういう矛盾、今までだったらゲキレツに書き殴ってたけど、
最近リアルが忙しいからなのか、全然心から漏れる文章を書けない。
よく「原作に寛容になれよ」なんて言われるけど
なんだか今の自分は、原作への熱が薄れてきてるのを自分自身で感じちゃってる所があって辛いな。
これが原作への寛容とかいう概念なんだとしたら、一般的な東方への考え方ってこんな感じなのかな。
どうせ来月再来月その次くらいまでは、ずっとPS4ぴろく販促用の月絡みストーリーでしょ?
なんだかなー。
射命丸の台詞は天狗は人間に対し畏れられる存在でなくてはならないので陰で人間を助けている事実を隠蔽したい、DSで語られた人攫いは毎年の恒例行事みたいなものでそれ以外の日にやるとルール違反になるので今回は人攫いを否定したなどでしょうか…?
個人的にはそれよりもなぜか飛ばない魔理沙の方が気になりました。飛ぶのは歩くより消耗するのだとしてもあの崖を素手で登るのは無謀過ぎではないでしょうか…?
すいません、追記ですが妖怪達が人里を守っていることをこの方ずっと知らされてなかった博麗の巫女とは一体何なんだろういう点も気になる所です。
この辺は知らせておかないと災害対応している妖怪達を何か企んでいると判断し退治を試みる→災害対応が中断され結果人里の被害が増加ということが考えられるのですが。
> 射命丸の台詞は天狗は人間に対し畏れられる存在でなくてはならないので陰で人間を助けている事実を隠蔽したい、
人里を守ってることは思いっきり魔理沙霊夢にぶちまけましたけどね。
それで魔理沙霊夢は天狗を立ててそれを黙ってあげてるんですから、
小鈴を助けたことをバラしても問題ないはずなんですがね。
> 個人的にはそれよりもなぜか飛ばない魔理沙の方が気になりました。飛ぶのは歩くより消耗するのだとしてもあの崖を素手で登るのは無謀過ぎではないでしょうか…?
潜入調査のつもりだったとかその辺なんでしょうかね。
普段から山に飛び行ってることはDSに表記されてましたし、今更飛ばないで崖登りする理屈はよくわからんですよね。
> すいません、追記ですが妖怪達が人里を守っていることをこの方ずっと知らされてなかった博麗の巫女とは一体何なんだろういう点も気になる所です。
> この辺は知らせておかないと災害対応している妖怪達を何か企んでいると判断し退治を試みる→災害対応が中断され結果人里の被害が増加ということが考えられるのですが。
妖まで紫のことすら知らないで生きてきたレベルのガッバガバ巫女なんでまぁそういうものなんでしょう。
ただ巫女様巫女様持て囃されてるだけで実際はそんなに強くない設定にどんどん上書きされていってるし
いざ使えない巫女だとなったら妖怪に普通に消される程度の立場なんじゃないっすかね。
三月精では三途の川の向うの彼岸とアケロン河の向うの地獄は
異なる世界と設定してるんじゃないですかね?
クラピに出した謎命令はクラピが広く幻想郷の住人に認識され
属する世界の有り様が認知されればその世界が幻想郷に近づくみたいな。
アケロン河の向うの世界も彼岸程度には幻想郷に近づけば
小町みたいにカロンを介せば通行が可能になるとか。
今迄幻想郷と接続してるその他世界のハブ空港構造を踏襲する
下準備なのではないかと思っています。
四季様が胃潰瘍で倒れそうな気もしますが。
前編の台風は妖怪の話はまぁどうでもいい小話みたいなものだったんじゃないでしょうかね。他のマンガでも本編と全く何の関係も無いことを一話使って展開したりとかあるじゃないですか。あんな感じで(笑)
幻想郷の妖怪の中でも勢力が大きい天狗でも外来妖怪の台風は凄いヤツだった、とも読み取れ・・・る・・・??
魔理沙の登山については自分も思いましたね。「飛べよ」ということよりも、「ピッケルとか命綱なしでこんな断崖絶壁を登る魔理沙すげーな・・・」の方が強かったですね。鈴奈庵の魔理沙は、チュパカブラでの壁登りの時とかもそうですけどあんまり飛ぶことないですね。(というか煙々羅の時だけ?)
>これが原作への寛容とかいう概念なんだとしたら、一般的な東方への考え方ってこんな感じなのかな。
寛容というと私も語弊を感じます。
多分それは原作へのアプローチの個人差を言っているんだと思います。
私自身自覚はしてますが原作との付き合い方は刹那的で軽い方かもしれません。
東方に限らずシリーズ物で例えば前作と最新作で設定上の齟齬があっても
最新作を楽しむ上で障害になった事は一度もありませんし、
逆に言えば何故それが現在目の前に有る物を楽しむ上で問題になるのか
どうしても理解が出来ません。
とは言え自分自身自覚しているからでしょうか?
にんにくさんのアプローチの仕方は替えの利かない
にんにくさんの個性であるとも思っています。
寛容を持ち出す人はそれ自体がアプローチの個性に対して
非寛容になっている事を自覚できていないのではないでしょうか。
長年なあなあで済ませ合い、寛容と盲信または諦念を取り違えている風潮は東方全体にある気がします。
神主は話の整合性より今思い付いたネタを描くのを優先する傾向があり、設定変更も時にはやむ無しですが、ものには限度ってのがあるのではというくらい矛盾や掌返しが増えてて心配です。
最近の露骨な商業化・二次創作に擦り寄りの流れを見ると、これから東方は売れる・ウケるの最優先でにんにく兄貴が望む方向とは正反対に進んでいく可能性は否定出来ず、余計なお世話ですが見切りを付ける覚悟はしておいた方がいいのかもしれません。
界隈に若年者の新規参入が増えて良くも悪くも
新陳代謝が行われているのも関係するかもしれませんね。
特定の作品に対し自分のアプローチを他者と比較して自己を再確認する作業を行わない、
或いはそういった作業を思いつかないか慣れていない場合、
他者のアプローチに対して違いを認識するに留まらず
自己の中で解決できないから他者への口出しに転化してしまう。
俺の思ったXXと違う!の同一線上にある気がします。
> 界隈に若年者の新規参入が増えて良くも悪くも
> 新陳代謝が行われているのも関係するかもしれませんね。
一度飽きた人が再度それに戻ってくるのは、新規に人が入ってくるより格段に難しいし、
今までババッと人が入ってババッ飽きられた作品を見るに、
代謝速度が早いほど飽きられやすく、新規参入者という資源は有限であり、
「古参を切り捨ててでも新規獲得」をやってるとそのうち新規がいなくなる
というのが根底にあり、
今まで東方がオワコンオワコン言われてもずっと安定してたのって、
代謝速度が非常にゆっくり(新作が1年に1度頻度)だったからだと思ってるんですが、
新陳代謝でどうなるのかなー。
むしろ"良い東方民は「よく訓練されて」いるのでどこまでもついていけちゃうんですかね。